いっしょ家つうしん 2020年11月22日号

Newいっしょ家に引っ越しました!

Newいっしょ家

 10月末、遅れに遅れていた、いっしょ家新築の一期工事がようやく終わり、11月1日、たくさんのボランティアさんの力を借りて、お隣のNewいっしょ家に引っ越しました。翌週には、こまかな物を少しずつ運び込み、片付けをしながら、ぼちぼち営業を開始しました。現在は、旧いっしょ家の解体作業真っ最中。残っていたごっちゃごちゃの物品を一気に移動したため、まだまだ収拾のつかない状態ですが、少しずつ片付けがんばります。

 Newいっしょ家は、天気が悪くても、屋内でたくさん遊べるように、というコンセプト通り、家と遊具が一体化したワクワクの楽しい空間です。玄関から続く広場の正面には、どーんとボルダリングボード!無垢の木をふんだんに使っているため、一歩中に入ると一瞬にしてすがすがしい木の香に包まれます。玄関から覗くカウンター奥のキッチンからは、お昼ごはんのいい香り。これは、前のいっしょ家と同じですね。リビングダイニングには、座り心地のいい木のイスとソファがいろいろあるので、是非お気に入りを見つけてください。その奥のベッドは、寝ていても賑やかな声を聞けるように。さらに奥の畳の部屋は静養室になっています。いっしょ家といえば、青森ひばのお風呂。福井杉の壁板とのダブル効果で、ただただ、うっとりするしかありません!この癒しのお風呂で、どんなに不自由な人も、ふつうのお風呂に入れます。

階段が苦手な人も、昇降機でラクラク2階に上がれます。子どもたちに大人気のアスレチックネットやブランコがある広場は、大きな窓から広々とした風景をのんびり楽しむだけでも、なかなかです。雨が降れば、吹き抜けの天井から響く雨音も、これまたステキ。さらに、すべり台であっという間に1階に降りられます。

 建築中、大工さんの仕事を熱心に見学して、完成を楽しみにしていた利用者さんはもちろん、変化が苦手なこだわりの強い人たちも、意外にもすんなりと、新しい環境に馴染んで、それぞれに楽しんでくれていることが、とても嬉しいです。

 Newいっしょ家プロジェクトは、2年前の大雪でガレージが壊れ、思わぬ保険金を入手したことから始まりました。介護アドバイザーの青山さん、設計士の八木さんと、打ち合わせを重ね、何度も案を練り直し、細部まで工夫がいっぱい詰まった家になりました。建築を請け負ってくださったキヨエイビルドさんはじめ、たくさんの業者さん、職人さんが、梅雨の長い雨や酷暑の夏の間も、毎日毎日、朝早くから夜遅くまで、お仕事してくださいました。そして、利用者さん、ご近所の方、ボランティアさん・・・、たくさんの方が様々な形で協力してくださり、お祝いやご寄付までいただきました。いっしょ家が、新しく生まれ変われたのは、みなさん一人ひとりのおかげです。本当にありがとうございました!

もともと古い民家を最低限の改修で利用したいっしょ家は、痛みが激しく、悲鳴をあげている状態でした。事業継続のためにも、今回、思い切って新築を決断して、本当によかったです。いっしょ家は、みなさんの家です。いつでも遊びに来てくださいね。尚、すべての工事が終わり、Newいっしょ家が完成するは来春です。どうぞ、お楽しみに!!

11月29日(日)13時〜 総会を開催します!

通常業務のほか、引っ越しにともなう様々な手続き等、宿題をたくさん抱えている状態で、総会案内がすっかり遅れてしまい、本当に申し訳ありません。今、まさにコロナ第三波の渦中であり、緊急事態宣言以降、休校や外出制限等、いっしょ家も少なからず影響を受け続けています。一方で、いっしょ家無くしては生活が成り立たない利用者さんも多いことが、あらためて実感されました。自らは感染から身を守ることも配慮もできない利用者さんに日々濃厚接触するいっしょ家では、いったんウィルスが持ち込まれた場合、クラスターは必至だと考えています。私たち、一人ひとりが最大限の感染対策を日々実践しけなければなりません。そんなコロナ禍ではありますが、総会は11/29開催します。NPO法人の会員さんは、欠席の場合、下の委任状をお出しください。よろしくお願いします。

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