いっしょ家つうしん 2012年10月20日号

実りの秋も深まりつつあります…みなさん、お元気ですか?
早いものでいっしょ家の一年を振り返り報告する時季になりました。
いつもお世話になり、本当にありがとうございます<(_ _)>

11月25日(日)13時〜 総会を開催します!

本当にいろいろあったこの一年…おかげさまでデイサービスいっしょ家は6月1日でオープン4周年!旬の鯛尾頭付き、お年寄りに教わって作ったお赤飯等の祝膳を囲み、平日の利用者さんほぼ全員参加で、おいしく楽しくお祝いしました。記念にウェブページもリニューアルしましたよ!
そしてこの10月、特定非営利活動法人いっしょ家は、早くも6期目突入です!来る総会では、第5期の報告と第6期の展望をみなさんと検証。NPO会員さんは、欠席の場合下記の委任状をお送りください。よろしくお願いします。

土地と建物を購入しました!

借家住まいのいっしょ家でしたが、大家さんの会社の倒産を機に、隣の倉庫も合わせ、買い取ることに。資金は日本政策金融公庫からの融資800万也。
社長さんはとっても良い方で、開所時からこれまで、ずっとお世話になって来ました。電話一本で工具とともにやって来て、大工仕事の後はカウンターでお年寄りと茶飲み話をしたり、孤軍奮闘の大雪の早朝、白馬ならぬショベルカーに乗って現れ、見るみるうちに除雪したり…(涙)頼りになる社長さんから独立するみたいな感じで、ちょっと寂しい気もします…。が、これからもいっしょ家はがんばりますからね!

暑い暑い夏でした!

今年も養護学校の子どもたちと、毎日プール三昧、宿題、映画、お手伝い、ドライブ…、一方、猛暑続きで不安定な身障や超高齢の利用者さんの体調管理に追われ、お出かけ好きなお年寄りも避暑ドライブへ。子どもとお年寄りの組み合わせで生まれる意外な展開もブラボー(^_^)
サマーボランティアの小学校の新人先生曰く「人との関わりを見直す貴重な機会になり、大変勉強になりました」介護体験の大学生は「面倒を見ているのではなく、いっしょ家全体で助け合っている感がすごくわかる」と、その後もボランティアに来てくれています。夏休み前の利用調整に始まり、スタッフはじめ、利用者さんやご家族、養護学校の先生、実習生、ボランティアさん…、み〜んなの協力で、無事ミラクルな夏が終わりました。本当にありがとう!毎日が綱渡り、まっ黒でへっとへと、でも、やっぱりめちゃめちゃ楽しかった!!

おつかれさま ありがとう!

2000年の介護保険スタート時からのお付き合いだった今村さんが、ついにいっしょ家を去りました。昨年1月に脳梗塞を発症、3か月入院。退院時施設入所を勧められたものの、断固拒否。週6日いっしょ家、1日パワリハ、訪問介護も利用、チームワークで独居を支え続けるも、肺炎等で入院の度にボケは進行、これだけボケて一人暮らしができるなんて本当に立派!と尊敬を集めていました。心配した酷暑の8月を乗り切って間もなく風邪を引き、頭もからだも急降下。また脳梗塞か?と何度も病院へ行くもどっこも悪くなし。3食ともいっしょ家で全介助、液体はトロミになり、足の力は萎え、うとうとする時間ばかり長くなりました。夜は転倒の危険と隣り合わせ、深夜早朝と様子を見に行き、いっしょ家にも度々お泊まり…の9月を過ごしました。すっかり日暮れた中を車椅子でようやく自室まで辿り着き、ベッドに入るとため息が。「おやすみなさい、また夜見に来るね」「ありがとう、来んでもいいのに」とにっこり。
そんな中、ただ一人の身内の義妹さん、成年後見人、ケアマネとの話し合いが重ねられ、ケアホーム入所を検討。今はもう、いっしょ家でなければダメ!じゃなくなった今村さん。盗られ妄想やヤキモチで激昂することから解放され、穏和な深いボケに入りつつある「今がその時」だと結論。幸いにも、ケアホームでは元気なころの今村さんを知る看護師さんが笑顔で迎えてくれました。予想通り、混乱することなく笑顔で穏やかな生活を送っています。それこそが何よりの願いでした。今村さん91歳、まだまだ長生きしますね…きっと!
いっしょ家が「住む」機能を身につけたかったけど、それだけが解決法じゃなかった。また身をもって勉強させてもらいました。ありがとう!今村さん

inserted by FC2 system