いっしょ家つうしん 2011年5月10日号
花々と新緑の美しい季節、みなさん、お変わりありませんか？
いつもお世話になり、本当にありがとうございます<(_ _)>
おかげさまで3周年！5月29日(日)はいっしょ家まつり！！
2008年6月1日オープンのいっしょ家は今年で3周年を迎えます。そこで
日頃の感謝と愛をこめて、いっしょ家まつりを開催します。いつもお世話になっているご近所のみなさん、利用者さんとご家族、NPO法人の会員さん、ボランティアのみなさん・・・どなた様もお気軽にご来場ください。
天才アーティスト南部敬太さんはじめ利用者さんの作品展、手作りの屋台、いっしょ家3年間のあゆみ紹介等、内容も盛りだくさん！ぜひ、遊びに来てくださいね。当日のボランティアさんも大募集中です。お待ちしています！
東日本大震災のお見舞いを申し上げます
多くのいのちを奪い、壊滅的な被害をもたらした東日本大震災・・・亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに被災されたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。いっしょ家では、全国宅老所グループホームネットワークを通じて、法人とスタッフ・利用者さん有志からの義援金125,885円を寄付しました。被災した会員事業所に見舞金として届けられています。
4月中旬、岩手県陸前高田市での「チームふくい」災害ボランティアとして池田が参加。お年寄り家庭の訪問や、避難所のお風呂で入浴介助等のお手伝いをしました。たいしてお役にも立てないまま、実質3日間の活動は、あっという間に終わってしまいました。それでも、お年寄りやご家族から大変よろこばれたこと、被災された多くの方から声をかけられ温かい会話を交わしたこと、数年間入浴拒否だった女性と自衛隊のお風呂に手をつないで入ったこと、最高にかわいい九十代のおばあちゃんとの縁側でのやりとりやだっこでのお風呂、避難所のお風呂を入りやすく改造したこと、自衛隊の車にヒッチハイクで乗せてもらったこと、にわか仕立てのチームで短期集中の仕事、etc・・・想像を絶する悲しい光景が延々と続く中、得難い貴重な体験ができたことに心から感謝しています。福井を発つとき、満開だった桜。避難所の小学校の桜は、私たちがいる間に蕾が開き始めました。みなさんの心に春が来ますように！できるだけの力になりたい、また今月も参加しようと思っています。
あぁ、春休み！！
・・・すごかったです。この春は卒業生が多く、南越養護学校の卒業式3月11日以降、超ハードな1か月間。手狭ないっしょ家におさまるわけがなく、毎日あちこちの公園、定番のエンゼルランド、リクエストに応えての映画、電車でお出かけ・・・早朝からのお弁当作り、子どもたちと一日中走り回り、パニックに追われ・・・成長とともに数段パワーアップした子どもたち相手に連戦連敗？毎日が体力の限界だったけど、やっぱりめちゃめちゃ楽しかった！！！
また、お年寄りと子どもたちがいっしょに調理したり、ドライブを楽しんだり、子どもがお年寄りの車いすを押したり、お年寄りが子どものバギーを押したり・・・利用者さん同士の助け合いや温かい関わりがごく普通に当たり前に展開され、みんなの笑顔と笑い声がいっぱいのにぎやかさがいっしょ家らしくていいな〜！って、心から思えました。でも、正直、夏休みは無理です(泣)
感動秘話？！〜よっちゃん春枝さんの命を救うの巻〜
そんな大騒ぎの春休み終盤、事件は起きました。手を引っ張るしぐさで「いっしょに行こう」って訴えるよっちゃん、昼食後、大好きな春枝さんを何度も誘いました。その日は朝から風邪気味？だった春枝さんですが、「お兄ちゃんの頼みだから仕方ないな〜」と重い腰を上げ、いっしょにドライブすることに。移動の仕草や車内での会話の様子から、わずかな異変を感じて途中で行き先を病院に変更し、家族とバトンタッチしました。
娘さんから「脳梗塞で入院になった」と連絡をもらったのは、日暮れ過ぎでした。早くに見つけられたのは、私のおかげだと言われましたが、そうではありません。よっちゃんが、春枝さんの手を引っ張らなかったら、いつも通り料理を人数分に分けて配膳をし、普通に食事をしていた春枝さんの変化に、おそらく気付かなかったでしょう。春枝さんが発達障害のよっちゃんを可愛がっていなかったら、しんどいのにわざわざ出かけようとは思わなかったでしょう。
涙でいっぱいになりながら、私は「よっちゃんのおかげです」と繰り返しました。今も入院中の春枝さんに早く元気になってもらおうと、利用者さんたちといっしょにお見舞いに出かけています。病院が怖いのか病室には入れないよっちゃんを気にかけて、春枝さんは「いっしょ家に帰りたい」と言います。一日も早い回復を祈っています。みんなで待っていますよ、春枝さん！
これを書いているのはゴールデンウィーク、いっしょ家で留守番中のボノちゃん(トイプードル)も加わって、みんなで式部公園の芝生でゴロゴロして、香り立つ藤の花を愛でつつ、いろんな人がいるのはやっぱりいいな〜とあらためて思う今日この頃です。
